2025.03.06999伊勢崎2 リハビリ職(作業療法士) Hさん

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999伊勢崎2 リハビリ職(作業療法士) Hさん

999伊勢崎2 Hさん(作業療法士)
大学卒業後、新卒で病院に就職。成人・小児リハビリの経験を積んだのち、視野を広げるため一度アパレル業界へ。
1年間経験を積み、アパレル業界で学んだ対人スキルを活かすため、999へ転職を決意。
現在は放課後等デイサービスの現場で奮闘中。

Q1. まずはこれまでのご経歴を簡単に教えていただけますか?


大学で作業療法士(OT)の資格を取り、新卒で病院に4年間勤めました。
最初の2年は成人のリハビリ、残り2年は小児外来を担当していました。
小児を見ているうちに「これから長い人生を過ごしていく子どもたちに、もっと時間をかけて関わりたい」と思うようになりました。
でも、当時は月に1回しかセッションできない子もいたので、もどかしさを感じていましたね。
それから1年間だけアパレル業界で働き、対人スキルや社会経験を広げた後、「小児支援の仕事に戻ろう」と思い、放課後等デイサービスでの仕事を探し始めました。

Q2.病院からアパレルに飛び込むのは、なかなか思い切った決断ですね。そこにはどんな理由があったんでしょう?


自分の“社会経験の狭さ”を痛感していたんですよね。
大学時代もほとんどバイトせず、学業に集中してきたので、もっと幅広くいろんな人や環境に触れる必要があるかなって。
アパレルは想像以上にお客様とのコミュニケーションが多くて、いい経験になりました。
裏方で障害のあるスタッフさんが働いていたのですが、「こういう社会参加のかたちもあるんだ」と実感できたのは大きかったです。
好意にしてくれるお客様から障害者が接客するカフェを紹介してもらい、就労支援の現場を知る機会もありました。
接客業の目線から障害福祉を見ることができたのはとてもいい経験でしたね。

Q3. その後、数ある放課後等デイサービスの中から999を選んだ理由は?


「すでにリハ職の先輩が複数いる」という点が決め手でした。
見学した別の事業所では、「リハ職がいないから、いろいろ教えてほしい」という感じだったんです。
書類作成の方法や制度に関しては全く未知の領域だったので、ゼロから立ち上げるのは正直ハードルが高いなと…。
一方、999には作業療法士や理学療法士がすでに在籍していて、対応のノウハウもある程度整っている。
999だったら病院でのリハ経験を活かしながら、安心して働けるなと思いました。
勤務時間が短いこともすごく魅力でしたね。
友人にも「え、そんなに早く帰れるの?」ってよく驚かれます(笑)
あとは見学のときに、自由遊びの時間に子どもを個別で呼んでリハっぽいことができる雰囲気を感じたんです。
病院のように「決まった時間で1対1の支援」というわけではないですが、「自分次第でいろんな支援ができるんだな」って思いました。

Q4. 実際に999伊勢崎2で働き始めてみて、病院とどんな違いを感じましたか?


1番大きいのは、子どもたちにとって「学校が本番」で「999は居場所」という構図でしょうか。
病院だとリハビリの時間が“頑張る場所”でしたが、放デイだと「ここではリラックスしたい」って子も多くて。
入社当初は「アレもコレもやらせたい」と欲張っていたんですが、運動会シーズンになると子どもたちが疲れて帰ってくるんですよね。
そこで初めて「無理させてはいけないな」と気づきました。
今はそのバランスを取るのが重要なんだと感じています。

Q5. 難しさと同時に、やりがいを感じる部分も大きそうですね。


はい。学校や保護者の方との連携が取れるのは、やりがいに繋がります。
送迎の際に「家でこんな変化がありました」と聞けたり、こちらから「こんなアプローチをしてみるといいかも」と提案できたり。
病院勤務のときにはなかなか聞こえてこなかった“日常生活のリアル”が分かるんです。
あと、勤務時間が短いので、午前中や夜の時間が使いやすいのも自分にとってはプラスですね。
研修に行きやすいし、私生活とのバランスが取れることで、仕事にも集中して取り組めている気がします。

Q6. 職場の雰囲気やスタッフ同士のコミュニケーションはいかがでしょう?


「伊勢崎2」は人間関係がいいなと思います。保育士さんや指導員さんとお互いに相談し合えていますね。
私も「この子の動きが気になるんですけど……」と相談しますし、逆に「こういう子にはどうアプローチしたらいい?」と相談されることもあります。
ただ、時間が限られているので、声をかけるタイミングも勝負なんです(笑)
「今しか聞けない!」と思って声をかけるので、作業の手を止めてしまうのですが、みなさん嫌な顔をしないし、すごく協力的なんですよね。
そこは本当に助かっています。

Q6. 将来的な目標や“理想の姿”があれば教えてください。


いつかは“地域の相談役的なおばさん”になりたいです(笑)
困りごとがあったら「Hさんに聞いてみたら?」って言われるようなポジションですね。
行政に頼ることはもちろんですが、地域の何でも屋さんとして子どもから大人までサポートできるのが理想かなと思います。
まだまだ学ぶことも多いので、999の研修制度や先輩たちのアドバイスを活かしながら、自分の経験値をどんどん高めていきたいですね。

編集後記

病院OTとしての濃厚な4年間、アパレルで培ったコミュニケーション力、そして「小児をもっと深く支援したい」という思い——。
それらが結実して、今Hさんは999伊勢崎2で「子どもたちの日常生活を支える」という新しいステージに挑戦しています。
学校で全力を出して疲れて帰ってくる子には寄り添い、余裕があればちょっとしたリハビリ的アプローチを提案する。
そんな“程よいバランス感覚”を身につけながら、日々やりがいを感じているとのこと。
いつかは地域全体の“何でも屋さん”として頼られる存在になりたいというHさん。
そのチャレンジ精神と柔軟な視野で、999の現場はこれからも大きく変化していきそうです。
子どもたちとともに歩むHさんの姿が、ますます楽しみですね。


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